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住宅ローン頭金~どうやって3,000万円のお金を貯め、なぜ現金で払ったのか?〜

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私は、住宅ローンを900万円しか借りませんでした。

土地が約500万円、工務店へ2,700万円、太陽光パネル130万円、システムキッチン50万円、設計事務所へ設計費270万円の計3,650万円、そのうち2,750万円を現金で払いました。また、同時期に車を購入(50万円程)し、半年程、駐車場代(月2万円程)も払っていました。もちろん家賃に食費に…いつも通りに出費は色々とありましたので、一気に3,000万円くらい出ていきました。

中々住宅ローンが通らず、みるみる現金がなくなり、

もう親戚に頭を下げて借りるしかない…

と毎日眠れない日々を送っていました。ただ、iDeCo、NISAも当時全部で300万程あり、すっからかんという訳ではなかったです。

今回は、うちがなぜそんなに現金を貯めていたのか?を書いていきたいと思います。

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結婚前

そもそも私たち夫婦は結婚する前、夫は無職とバイトの繰り返し、私は親の介護とフリーターという生活をしていました。

夫は40歳の時に10年勤めていた出版社を辞め、北海道に行って2年、無職で過ごしていました。

何のために北海道へ行ったのか聞くと、

夫

40歳は人生の折り返しだから、好きにしたいと思って。

イトウという魚を釣りに、家具を作りに…

というようなことを言っていました。イトウは釣れたようですが、家具はいっぱい作っても売れず、(今でも家にあります)結果、お金が無くなって、東京に帰ってきたようです。

出会って結婚するまでの5年間、ブランクのある中年の就活はうまくいかず、バイトをしてはやめる生活。

まだ貯金があるから働かなくていいんだ~

と言って貯金が無くなったら仕方なく働く、その繰り返しでした。

結婚直前に、何の相談もなしに再就職先も決めず、コールセンターの仕事を辞めて

俺って着の身着のままだろ~

とドヤ顔をされた時は、キレそうになりました。

ムキ―ッ(# ゚Д゚)!!!

別れるか、結婚するか?

働かない、20歳も年上の彼に、私は恋愛感情もさほど無かったので、当初、結婚する気は全くありませんでした。

しかし、夫の方は当時50歳近くで、初めて女性と付き合った(本人談)このラストチャンスを逃すまいとしていましたし、私も彼といると楽しくて、リラックスできたので、結婚しても良いかもしれない、と思うようになりました。

何を言っても働かないので、私がキレて怒った時、二つの分かれ道が見えました。結婚する道と、しない道。このまま結婚しないで、この人は一人で寂しい老後を送るかもしれない…。私の方も、一緒にいてこんなに楽しい人と、たかがお金のことで一生別れることはない、と思って、私は2つの提案をしました。

二人で月4万円貯金

とにかく、これから一緒に生計を共にして暮らしていく、ということを分かってもらおうと思って提案したのが、「月4万円貯金」でした。これは、私と夫が月々4万円づつ、専用の銀行口座へ入金して、一年間二人で96万円(ほぼ100万円)貯めて、それだけは絶対に使わないでいこう、という提案でした。

働け!

貯金は使っちゃだめ!!

というだけでは働かず、貯金も使ってしまうので、言うだけではなく、私もやるから一緒に頑張ろう、という気持ちで提案しました。

それから、一緒に仕事を探して、仕事の提案をしました。結婚前、彼はハローワークで正社員の仕事を探していましたが、なかなか決まらずにいました。私は正社員でなくても良いから、とにかく働いた方が良いと思っていたので、バイト情報誌で警備員の仕事を見つけ、そこで働いてもらい、うちの両親に紹介して、私が28歳、彼が48歳の時に入籍しました。

結婚後

結婚後は兄が「母の介護は自分がやるから、家をでて、2人で暮らして」と言ってくれたので、フルタイムで働けることになりました。(本当は父が母の介護をして、兄は働くべきだったのですが、色々とそちらも問題があり…今は母は亡くなり、父は退職、兄は20年のブランクの後、今は働いています。)

私は失業保険をもらいながら、半年間、職訓練校の「建築CAD科」へ行き、その後は派遣のCADオペレーターで働いて、二人の子供を産みました。(派遣ですが、産休、育休もとれました)

私は職業訓練がとても良かったので、夫にもすすめて、夫は「ビル管理科」へ行き、以来10年ほど、ずっと同じ職場でビル管理の仕事をしています。二人で年収は650万程です。(手取りは540万程)二人とも正社員ではなく、給料はあまり上がりません。しかし、夫が働くようになると、「月4万円貯金」など、特別な事をしなくても、お金は自然と貯まっていきました。私たちは金銭感覚が似ていて、ドケチだったのです。

普通に生活しているだけで、節約

夫は宝くじと文庫本を買うくらいで、特にお金は使いません。

宝くじはムダ~、本は図書館で借りろ~

最初はそう言っていたんですが、それくらいは趣味の範囲ということで、今は心に留めておいています。

私も服が好きでしたが、テレワークになってから、ほぼ買わなくなりました。

食べ物は業務スーパーで買い、色々な無料イベントへ行ったり、旅行も安い日を選んで行ったりしていました。私は小さい頃から節約が大好きで、楽しめるので、苦も無くお金が貯まっていきます。

生活費は月10~15万円で、2~3年で1,000万円貯まっています。

投資

1,000万円ほど貯まったところで、投資をしようと思い、色々と本を読んだりネットで調べたりしました。投資信託とFXを始めた頃、ちょうどアベノミクスで市場が賑わい始めていたところでした。

株は銘柄がたくさんあって良くわからず、始めませんでした。FXは参加者の多いドル円をやるとして、外貨預金のように使いたかった私は、「買う」選択しかせず、「いつ買うか」しか問題ではなかったので、選択肢が少なく、シンプルでわかりやすいのでやり始めました。

ただ125円のトップ付近で持ったポジションが下がり続け、そのまま大統領がトランプになり、塩漬け7、8年でようやく数千万円が解放されたのは、工務店に家の建築費を払う直前でした。その間、ロスカットが怖くて、投資信託も全部払い戻してなるべくFXの口座に入れ、1ドル80円まで円高になっても持ちこたえられるようにしておきました。(小心者です)

ただ、使っていたDMMFXはポジションを持ったままでもスワップが受けとれるので良かったです。毎年20万円までは非課税なので、20万円以内でスワップを受け取っていました。

なので、外貨預金のようにFXを使いたい人は、DMMのような、ポジションを持ったままでもスワップが受け取れる口座をお勧めします。

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現金が数千万円、FX口座からでてきたので、普通預金で0.2%金利がつく、あおぞら銀行に預けていました。銀行の普通預金の利率では最強レベルなので、おススメです。今でも、なるべくあおぞら銀行にお金を集めるようにしています。

なんとか現金で3,000万近く払い、住宅ローンも通り、今はiDeCoとNISAでS&P500を全力で買っています。

もちろん、住宅ローンは借りられるだけ借りた方が良いと思います。(私は変動派です)私の場合は、塩漬けでお金が出せなかったので、たまたま現金があっただけです。NISAを全力で買って、それは長期で保有した方が良いと思います。

FXはもう少し円高になったら、外貨預金のように、また長期で運用したいと思っています。