ローコストで家を建てるには、まず都心より、郊外(田舎)に土地を買うことを考えると思います。
それと、東京の市部で生まれ育った私は、田舎暮らしに憧れてもいました。
ただ、本当に田舎暮らしができるか、不安もありました。
買い物、虫、通勤、進学…。実際の日常、ほぼ1年暮らしてみて感じたことを書いていこうと思います。
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田舎のレベル
私の母は、よく「ポツンと一軒家」のような番組を見て、
こういう生活は憧れるけどできないな~
言っていました。私は子供の頃から、自然が多い場所で暮らしたい、と思っていましたが、面倒臭がりなので、自給自足のようなことは無理ですし、
田舎暮らしは私にはできないのか…
と諦めていました。
しかし実際には、田舎といえる土地でも、「ポツンと一軒家」のような、自給自足のような生活から、スーパーや病院、学校など、徒歩圏内にある生活…。
一口に田舎、と言っても、レベルは色々あると思います。
実際、私が家を建てた場所は、東京の青梅市、山の入り口のような所ですが、駅までは徒歩20分、スーパー、ドラッグストア、郵便局、図書館、コンビニ(セブン銀行)、歯医者、診療所、全部徒歩15分圏内にあります。小学校、保育園も徒歩10分程。車がなくても生活には困りません。
総合病院も、主要なチェーン店も2、3駅行った所にあります。
家の周りは緑がいっぱいで、そのバランスが丁度良いです。
「自分の人生を歩んでいる」という充足感
まず、引っ越して最初に感じたことは、「自分の人生を歩んでいる」という充足感です。
それまで、親が決めた土地に住み、親の介護でその土地に留まっていましたが、ようやく、自分で決めた土地で生活し始めたことで、「自分で考えて自分の人生を決めていく」という充足感を感じました。
夏が涼しい!
前は調布市に住んでいたのですが、陽当たりが良すぎるアパートで、夏は室内の温度が40度にせまる暑さ…!しかも夜も気温が下がらないので、24時間エアコンをつける必要がありました。
都心はヒートアイランド現象で、夜も気温が下がらないのです。
今の家は夏の室内で一番暑い時(14時~15時)で33度。なんとか扇風機で耐えられる暑さです。
そして夕方になれば涼しくなり、夜から朝は少し肌寒い程です。
冬は都会よりも寒いですが、以前のアパートは古い物件だったので、隙間風がすごく、冬の室温が朝起きたら3度ということもありました。
今の家は二重窓ですし、さほど寒さは感じません。最低でも朝8度くらいでした。
買い物
週末に一回、車で20分程行った所に、イオンモールがあるので、そこで買い物をしたり、外食したり、イベントを楽しみます。(ヒーローショー、お祭りなどイベント盛り沢山)。
そしてその近くの業務スーパーで一週間分の食糧を買います。夏は市民プールなどのレジャーもあります。
都心に住んでいた以前より、買い物や外食の幅は広がりました。(以前は車がなかった、ということもあります)
イオンモールは都心にはないですし、暑い夏の日に行くと、一日中遊べます。
うちのご近所では、パルシステムなど、宅配サービスを利用されている方も多いです。
虫
虫が苦手な方も多いかと思います。うちの母も、
虫が苦手で田舎の生活はできない〜
と言っていました。
うちはすぐ隣に崖(というか山というか…)がありますが、そこまで虫が家に入ってくるということはありませんでした。春夏にカメムシは多少見ましたし、秋は虫の鳴き声がよく聞こえました。しかし、以前住んでいたアパートは隣が畑だったこともあり、以前の方が虫は家に入ってきたように感じます。
ゴキブリは、多少出現しましたが、以前のアパートの方が多かったです(単にちゃんと掃除してなかっただけですが…)私の実家のマンションは、以前住んていたアパートから10分弱の場所にあったのですが、チャバネゴキブリがすごかったです。
田舎=虫ではないと思います。
通勤
引っ越す前で、お台場に通勤していた時は、片道最短1時間半で、3、4回も乗り換えがあり、ゆっくりしていると2時間近くかかりました。乗り換えが多いと、落ち着いて本を読むこともできませんでしたし、座れることもなかなかありませんでした。社内もギュウギュウ詰で、気分は最悪でした。子供の送り迎えは、いつも猛ダッシュしていました。
今は週2日、片道約2時間、都心へ出社していますが、一回乗り換えがある程度で、行きはずっと座って行けます。朝6時15分に家を出て、朝の爽やかな空気の中、無人駅から電車に乗り、空いている車内でゆったり座り、車窓を見て、混んできたら本を読んで、毎回旅行気分で出社します。
ただ、青梅線が止まることも多少あるので、止まったら、歩いて青梅の駅まで行きます。歩けない距離ではないです。
通学
通学に関しても、今は保育園、小学校までは徒歩10分、中学校は20分程で行けます。
高校は東青梅の駅近にありますし、都心の方へも通おうと思ったら、通えます。(私が高校生の時に、クラスメイトに青梅から来ている子がいました。目黒区の高校でした)
子供の進学の選択肢もありますし、東京都なので、高校無償化の対象でもあります。
ご近所付き合い
「田舎はご近所付き合いが大変」とよく聞きますが、今のところ、特に付き合いはありません。前に住んでいたアパートのほうが、近所に住む方が畑でとれた野菜をくれたりして、色々と付き合いがありました。(良いお付き合いでした)
ただ、自治会には入会して、回覧板を回したり(ドアにかけておくだけ)、新年会に参加したりしました。自治会の費用は、月600円です。ずっと払い続けるかと思うと、かなりな額になりますが、まぁ必要経費と思っています。
まとめ
青梅市は東京都でも土地の価格は低いですし、青梅駅から東京駅は乗り換えなしで座って行けます。
他にも田舎と言っても、生活に困らない、バランスの良い場所は、たくさんあると思います。
実際、色々と土地を探してみると、「田舎は暮らしにくい」という思い込みを覆すような場所が、見つかるかもしれません。