「設計費」って、具体的には見えないものなので、お金に換算するのが非常に難しいものだと思います。
建築士の仕事ぶりがひどく、パワハラも受けたので、うちは設計費のことで、色々と揉めました。
入居してしばらくは、新生活やDIYで忙しくしていました。
入居後、半年ほどたって、我慢ができなくなり、設計費の半分を取り返しました。
ナギラ氏の仕事ぶり
うちは、夫の友人が建築設計事務所をしていたので、とくに考えずに、その人(ナギラ氏)に依頼してしまいました。
基本的なデザインは私が考えたので、ナギラ氏がしたことは役所への申請関係、工務店への指示がメインの仕事でした。
設計費は建築費の10%で300万弱。
友達割引って、ないのかな…?
デザイン、設計は主に私がするんだけど、それって金額には反映できないの…?
と、色々と不満だったんですが、私はあまりナギラ氏と面識もなかったので、そのまま承諾してしまいました。
ネットで調べても設計事務所だとそれくらいが妥当なところらしいです。
ただ、3DCGは全て私が作ったので、その作業料金としては5万円ほど設計料から引いてもらいました。(設計料金を決める時、まだ設計初期の段階でナギラ氏への不満も少ない時でしたし、それを伝えるのが精いっぱいで、それ以上の値引き交渉はできませんでした。)
ナギラ氏によるアドバイスなども何もなく、素人の私は疑問だらけ。実際に会って話したのは2、3回ほどで、土地を見に来た時くらいでした。
窓がくもりガラスになっていた事件発生!
私の怒りが爆発したのが、この件です。(こちらに詳しく書きました)
あまりに自己中な態度でパワハラをしてきたので、しばらく怒りが収まりませんでした。
下が収納の階段に穴が…
ナギラ氏に最初から言っていたことが、「階段下は収納にしてほしい」ということです。
階段下は収納にする予定なので、中が見えないようにしたかったんですが、
途中、現場に行ったときに、スケルトン階段になっていて、びっくりしました。
一応、夫が板をはめて目隠しをしましたが、超カッコ悪い状態に…。
「言った言わない」の水掛け論を回避するためにできること
なるべく連絡はメール等、記録が残る方法でする方が良いです。
ナギラ氏はよく突然電話をしてきました。
プロの建築士であるなら、「言った言わない」の水掛け論は、今までにも体験しているはずと思います。
仕事が適当すぎる…
電気屋さんのハナシ
入居後すぐ、2階のトイレの電気がつかなかったり、1階に2階の電気のスイッチがなくて、夜寝る時に(2階に寝室がある)困った(私の意志では1階にスイッチをつけてほしかった)ので、電気屋さんに直してもらいに来てもらいました。(そもそも、私が赤で修正した電気図面を、ナギラ氏が確認、修正もせずにそのまま工務店に渡してしまったのでこういった事態が起こりました→こちらにも書きました)
その時に、電気屋さんと少し話すことができ、ナギラ氏の仕事ぶりの悪さが、第三者を通して証明されました。
今まで、誰も味方がいなかったから(夫も知らんぷり)
私一人が勝手にナギラ氏嫌いみたいになってたけど、
本当に仕事ぶりひどかったんだって!!
ようやく第三者的な視点を得ることができた…!
・電気屋さんが知るかぎり、ナギラ氏は一度も現場に来なかった(現場監督の監理料は54万とっているにもかかわらず)
・図面が色々と間違っていて(必要のない梁などが図面に描かれていた)、電気配線について不明な点を問い合わせても、返事が返ってこなかった。
・工務店側もナギラ氏とは今後一緒に仕事はしたくないと言っていた。
俺だったら、友達からは金とらないっす。
「取らない」は言い過ぎだけど、やってる仕事が300万弱の金額と釣り合ってないんだよ…
工務店を味方につけようとするも…
電気屋さんのハナシだと、工務店側もナギラ氏を良く思っていなかったようだったので、工務店を味方につけようと、ラインをしてみました。
やっぱり、第三者の立場からの証言があると、かなり有利だしね…!
しかし、工務店として中立の立場を崩さず、「色々な建築士がいますからねぇ…」と煙に巻かれました。
SNS全盛の時代、かなり言動に気を付けているようで、この部分はプロだな、と思いました。
知恵袋で相談
色々とわからないので、有識者の知恵をお借りしたいと、Yahoo!知恵袋で質問しました。
特に参考になった回答に、「建築士会に問い合わせる」というのがありました。
そうそう。第三者の有識者が金額決めてほしい。
工務店の方も回答してくださっていて、「うちは社内設計士の設計関係一式、100万ももらっていない」とのことでした。
ナギラ氏の仕事ぶりだと、感じとしては100万以下だと思う。
他にも、「そもそも設計料って不思議。規定があるの?」等、そうそう、といった意見もありました。
工務店と設計事務所の設計料
こちらにも書きましたが、今回は私が主に設計、デザインして、ほぼナギラ氏のアドバイスなどは無かったので、工務店の設計費の相場である、2%~5%で良いのでは、と思いました。
こうなることがわかっていれば、最初からナギラ氏には声をかけず、工務店へ依頼したと思います。
一応、キリが良いので、もとの10%の半分の5%ではどうかと提案しましたが、ひどいパワハラにもあいましたし、私の心情的には100万以下、と思っていました。
お歳暮のお返しブーメラン!!
電気屋さんとも特に連絡先交換などもしなかったので、味方をしてくれる人はいません。
一人でなんとか交渉して、設計料の見直しをしたいと思いました。
AIとか…、なんかちゃんと中立の立場から妥当な設計料、はじき出してくれんかなぁ…。
自分から言っちゃうと、角が立つよね…。
夫の友達だしねぇ…。
迷っていましたが、ナギラ氏からお歳暮が送られてきて、その件についてのお礼をラインで伝えるついでに、「もう一度設計料について、話し合って、金額を決めませんか?」とも伝えました。
ラインの文面については、何回も書いて夫にもチェックしてもらって、固めていきました。
直接話すとけんかになってしまうので、なるべく角がたたないような文面で、ラインで伝えようと思いました。
ナギラ氏の返事は…
ナギラ氏のラインの返事、最初は「返金ですか?」「契約した上で、清算が終わり、引き渡しも完了しています」でした。
その後、すぐ電話をしてきました。
ナギラ氏は逆キレしつつ、
なら返してやらぁ!!(キレ気味)
のような感じで、返金の流れとなりました。
そこで、私が「工務店に直接頼めばよかった…」と言ったら、「じゃあ、そーすりゃ良かったじゃん⁉」などとキレてきました。
私は職業訓練校で設計の勉強を少ししただけで、知識もなく、こんなことになるとは思っていませんでした。
そこでまたケンカになって、電話を切りました。
返金はこちらへの給与という形で、税金がっつり取られました。
私は返金して欲しかったのですが、契約完了引き渡し後なので、返金は難しいとのことでした。
なので返金ではなく、「デザイン料」という名目の給与という形で支払われることになりました。
それまでに設計料として264万払っていましたが、確認申請の立替(5万4千円)、消費税(11万5091円)を引いて、114万8493円の返金が、一週間後くらいにありました。
ナギラ氏の設計料に150万程払ったことに。
う~ん、それでも高い…
ナギラ氏が、「確定申告で還付を受けて」等、ちょろっと言っていました。
よくわからなかったのですが、その後、源泉徴収票が送られてきたので、確定申告をしたら、数万かえってきました。
しかし、その後、収入が増えたということで、それ以上に住民税が激増してしまいました。
まとめ
「設計料」というのは、あってないようなもので、規定がありません。
素人の私が、設計料を決めることは難しかったです。
凝ったデザインでなくて良い、または凝ったデザインを自分で決めたい、という方は、設計事務所ではなく、最初から工務店にした方が良いと思います。